今回のレースで気づいたことをランダムに書き留めてみました。
健忘録1:食事と体重の増減
今回はフルマラソンと違い体重を絞り込むことは意味がなく帰って少し増やしたほうがいいと思い、体重は2-3kg増の60-61kg、
体脂肪も10%-12%の表示が出るくらいまで上げていきました。
現地で体重計に乗る機会がなかったので、わかりませんが、帰ってきた日は58kg、むくみが少し取れた今日は、
たつのこで少し走ってきてから56.6kg、6.7%を指していました。
実際、食いまくっていたので驚きです。
イタリヤの食事は量は多いですね。
お昼にピザ屋にいって注文したら写真のでかいサイズ、日本でのLサイズが出てきました。
周りもこれを一人一枚、女性も高齢の方も食べてました。
レースでの提供食ですが、基本どのエイドでも同じものが並んでいました。
ハム、チーズ、サラミ、パスタ、パン、クッキー類、ロールケーキと毎度同じでした。
パスタはペンネが基本で、トマトソース、スープ、オイルのみのものです。
パルメザンチーズをかけるかと聞かれたので頼んだら、スプーンに山盛り3杯かけてくれました。それが標準なんですかね。
自前食ですが予め話を聞いていたのでパスタにかけるソースを日本から持っていきました。
あとカップラーメンやお湯で戻せるご飯シリーズ、おせんべい類なども。
しかし同じものを食い続けれる性格でしたので持っていった食事は結構余りました。
でも約50km毎にあるライフベースはメニューの種類が増えるし、途中の山小屋は自腹で別のものを購入できたりしました。
カプチーノやケーキが注文できたりしました。
その他、大体の箇所で、ワインとビールはありました。少し仮眠する前に一杯飲んだりもしましたね。
一日何食食べたのだろうという言うくらい食べました。エイド毎に腹いっぱい、途中でお腹すくかもということでお菓子類とパンにハム・チーズを挟んで袋にいれて持っていきました。
食べ続けていたという感じですね。
う◯こが毎日大量にでる。チーズの影響でしょうか、おならが大量にでて止まらなかったですね。
ついでにトイレ事情ですが、鍵のかけられないトイレが多く男女兼用にもなってました。
使用中にも開けられたりしました。ただしい使い方はどうすればいいのか女性にも聞きましたが、
足で開けられないように押さえておくと言ってましたね。(^o^)
健忘録2:睡魔について
出るまでは、奥久慈毎日6日分と思っていましたが、
想像を遥かに超える厳しさ、50km行くのに20-22時間かかるところが多い。
走れるところがほとんど無く歩きがメイン。
早歩きのハイキングみたいでした。
ある程度は睡眠と休憩も取れるのかなと思っていましたが、平均2時間程度の睡眠で行動してました。
明るいうちはいいのですが暗くなると睡魔が襲ってくる。
眠いと体が動かなくなり進むスピードも遅くなる。
コーダ小屋まで行く途中ものすごい睡魔に襲われ途中座り込んでうとうとするも寒いから仕方なく歩く。
途中に小屋があり、扉もあって中も牛のふんまみれになっていない所を発見!
その小屋に入り、そのまま一時間の仮眠しました。
起きたら、誰かも寝てたのかエマージェンシーシートが丸まって落ちてました。
おかげでなんとかコーダ小屋に到着、その山小屋でも2時間の仮眠を申請。
山小屋のベットは暖かくて極楽でした。
その後も睡魔との戦い、歌ったり、悪態ついたり、トレランあるあるを作ったりなんとか睡魔に勝つ方法もなんとか見つけていきました。
健忘録3:マナーとか気質とか
イタリア北部の田舎町のことなのかはよくわかりませんが、
日本の今のマナーと違う所がありました。
日本人は気の使い方が細かすぎるのでしょうか。
まず、ミラノに着いて、バス待ちしていたら隣にいたおばさんがすぐ横でタバコを吸い始める。日本では少し遠ざかりますよね。
高速バスに乗っていたら、携帯の着信音がなりそのまま電話に出て大きな声で話し始める。喋っても問題ないようだ。
レースのときもスタートまで一時間待ってからスタート。
数キロ走って山に入るところで多数の人の立ちション。
スタッフもいっぱいいるところで。どうも普通らしい。
確かにエイドでトイレあるかというきたら「No!」と返事が帰ってきたところもあった。
牛がいっぱい放牧されているからそのし尿の量を考えたら人間の分は微々たるものかな。
紙もそのまま捨ててある。牛が食うからいいんだろうね。
ライフベースでシャワーを浴びようとしたら、そのままゴミが捨ててあり周りは散らかっている。逆にゴミ箱がない。
感覚がだいぶ違うのが面白かったです。
カフェでも飲んだあとカウンターまで持っていってしまったが、
置きっぱなしが普通のようです。途中からは持っていかなくなりました。
支払いはマチマチののよう。レジまで行って支払うこともあり。
レースで走っていて応援はよくされました。
車からの応援はクラクションを鳴らす。最初は怒られたのかと思うくらい強いクラクション。夜中でも鳴らしてくる。
街なかのエイドでも鐘鳴らし、音楽を演奏してくれているところもあった。でも夜の11時過ぎているよな。
その音は12時過ぎても続いていました。
健忘録4:ゲン担ぎ、ジンクス
一部の人には気づかれているかもしれませんが、
私はゲン担ぎ、ジンクス類をやたらに気にしています。
今回トルデジアンでは、筑波山禅定でもらった、首から下げる御札を家を出る前から帰るまでずっとつけてました。
禅定で願掛けもやりましたからね。
他には、「悪い想像は現実にはおこらない」というのをいつも気にしています。
なので不安に思うときには想像できる限りのたくさんの悪い出来事を考えます。
だいたい悪いことは想像していなかった事が起きますからね。
健忘録5:睡魔との戦い
レース3日目くらいになると、明るいうちは大丈夫なのですが、暗くなるとすごく眠くなる、
夜も走らない訳には行かないのでこの対策が大変でした。
眠気対策に、
歌を唄う、大声で叫ぶ、トレランあるあるを作って唄う。
最初はこんなもの、そのうち道に難癖をつける。
一人ボケ一人ツッコミをやる。
だんだん思考力も下がってきます。
その中で何故かアントニオ猪木語録が出てきました。
「迷わず行けよ。行けばわかる」
「元気が一番、元気があれば何でもできる」
「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」
すごく好きなレスラーです。
なんだか元気がもらえました。
健忘録6:日本人ランナー
今回、日本人で走った人の中には、
トレイルの世界では有名人が何人かいました。
これに出る方はみなさんタタ者じゃないです。
健忘録7:シューズについて
今回使用した靴は「アルトラ ローンピーク3」
トレイルやっている人はよく知っていますが、
特徴はゼロドロップ(踵とつま先が同じ高さ)、足先にすごくゆとりがあり指が十分に動かせる。そんな靴です。
予備にINV-8の靴も持っていきましたが浮腫んだ後半の足には合わず結局一日使ってやめました。
足が日が経つことに浮腫んでいくので靴下を厚めのものから薄めのものに変えていく方法を取りました。
肉刺ができると大変だったようですが私は幸いにもできなかったのです。
ばななさんの教えの通りワセリンをたっぷりに塗り肉刺ができないような走り(歩き?)を心がける。
足のトラブルが起きなかった事が奇跡でした。
健忘録8:ウエアやギアについて
旅費もエントリー費もかかるのでその他の投資は抑えました。
ザック→サロモンあみで 22L(450g)のものミキティ割引で購入。
クランポン→必携装備なので好日山荘で。今年は雪降っても走れます。
エマージェンシーシート→ほんとに使うかもしれないので、SOLのもの2つ」購入。
ストック→DABADAちゃんと使えましたよ。高いやつ買う必要ないですね。
買い足したのはそのくらい。
ウエア新調までは投資できず。^^;
着替え含めて3着もっていきました。
ゴール時のパンツは、aissiaさんかもらったご子息のお下がり。